内容紹介

​本書は、東洋医学の基本的な考え方を、豊富なイラストとともにやさしく解説した1冊です。よくある症状ごとに漢方薬やツボを用いた治療法を紹介し、年齢や季節の変化、ストレスなどに対して行う、いわゆる「養生」と呼ばれるセルフケアについても解説しています。​

目次

第1章　東洋医学の基本キーワード10
第2章　東洋医学の考えるカラダのしくみ
第3章　年齢、季節の〝変〟に対応する日常的なセルフケア
第4章　漢方治療でセルフケア
第5章　ツボ療法によるセルフケア
第6章　自分でできる症状別セルフケア
第7章　漢方医院＆鍼灸院で治療してみよう

著者情報

伊藤　隆（イトウ　タカシ）＝監修
1981年に富山医科薬科大学付属病院和漢診療室に入局。助教授、同大学和漢薬研究所特任教授を経て、2001年鹿島労災病院メンタルヘルス・和漢診療センター長に。2014年より東京女子医科大学東洋医学研究所クリニック教授、2015年同クリニック所長。日本東洋医学会(理事・漢方専門医・指導医)、和漢医薬学会(評議員・編集委員)、日本医師会(認定産業医)、日本内科学会(認定内科医)に所属。著書に『呼吸器症状漢方治療マニュアル』(現代出版プランニング)などがある。

木村　容子（キムラ　ヨウコ）＝監修
お茶の水女子大学を卒業後、中央官庁入省(国家公務員I種)。英国オックスフォード大学大学院に留学中、漢方に出会う。帰国後、退職して東海大学医学部に学士入学。2002年から東京女子医科大学東洋医学研究所に勤務。現在、東京女子医科大学東洋医学研究所副所長、東京女子医科大学准教授。日本内科学会(認定医)、日本東洋医学会(専門医、指導医)に所属。主な著書に、『女40歳からの「不調」を感じたら読む本』・『カラダとココロの「プチ不調」に気づいたら読む本』(静山社文庫)、『ストレス不調を自分でスッキリ解消する本』(さくら舎)などがある。

蛯子　慶三（エビコ　ケイゾウ）＝監修
鍼灸学士、鍼灸師卒後臨床研修認定指導員。玉川病院東洋医学研究センター研修生を経て、現在の東京女子医科大学東洋医学研究所に勤務。2005年より鍼灸主任、2014年より鍼灸臨床施設長。故代田文彦先生に師事。顔面神経麻痺の鍼治療に関する論文で第27回代田賞奨励賞を受賞。日本東洋医学会(代議員)、全日本鍼灸学会(認定鍼灸師)、日本顔面神経学会、日本鍼灸師会、東京都鍼灸師会に所属。著書に『からだの科学増刊 これからの漢方医学』(日本評論社、分担執筆)などがある。