小さな好奇心の種が、未来に実を結ぶ

水族館飼育係だけが見られる世界 ―毎日は発見と感動に満ちている―

下村 実=著

サイズ・ページ数
四六判・240ページ
ISBNコード
9784816375392
価格(税込)
1,540円
発行日
2024.04.10

内容紹介

「あれ飼うの?」常務の指示でジンベエザメ捕獲へ!
迷いイルカ……え、私が助けるの?
世界最小の魚を求めてジャングルへ…

水族館飼育係の知られざる飼育係の日常と、生きものたちとの出会いと発見について語ったお仕事エッセイです。
水族館の飼育係のお仕事は「お世話」だけではありません。珍しい生きものたちを探しに全国各地を駆け回り、「いい展示とは何か?」と日々頭を悩ませています。
本書では、大阪は海遊館、京都水族館、すみだ水族館、四国水族館と4つの水族館で30年以上飼育係として勤務してきた下村実さんが、飼育係のリアルと、生きものたちとの出会いと発見について語ります。

目次

序章 水族館の飼育員になるまで
1章 海遊館入社―魚を集めるにはまず酒を飲みます
2章 OBICセンター長になるも企画展示に悩む日々
3章 京都水族館へ転職―オオサンショウウオとの出会い
4章 四国水族館でこれからの展示のあり方を考える

著者情報

下村 実(シモムラ ミノル)=著
1965年大阪府生まれ。近畿大学農学部卒業。海遊館の立ち上げに関わり、以降生物の飼育を中心に30年以上勤務。その後京都水族館・すみだ水族館の立ち上げに関わり、京都水族館館長を経て、2020年より四国水族館飼育展示部長。2024年4月から公益財団法人日本モンキーセンター園長。