小さな好奇心の種が、未来に実を結ぶ

かんたん! おいしい! 腸が整う まいにちスープ

佐治直樹=監修

サイズ・ページ数
A5判・176ページ
ISBNコード
9784816374487
価格(税込)
1,430円
発行日
2023.11.14

内容紹介

昔に比べて、元気な高齢者が増えています。
70歳代、80歳代には見えない人がたくさんいます。
でも心配なのが認知症ではないでしょうか。

認知症の治療と予防については、急速に研究が進んでいます。
あの食材がいい、このサプリがいいと、テレビやラジオ、新聞、雑誌、
はてはYouTubeにいたるまで、記事や広告を見ない日はありません。

そうした研究のなかから、わかりはじめたことがあります。
それは、腸と脳はつながっていて、腸にいいことは脳にもいい、ということです。
腸にいいこととは、腸に悪玉菌が少ない、ということです。
腸に悪玉菌がたくさんいると、おなかの具合が悪くなるだけでなく、
認知症や糖尿病のリスクが高まることがわかったのです。

では、悪玉菌を減らすには、どうしらよいかというと善玉菌を増やすことです。
そして、善玉菌を増やす方法は、善玉菌の材料となる食材をとる、ことになります。
じつは、これが意外と難しいことだったりします。
野菜や青魚ばっかり食べられないですから。

そこで本書では、それらの善玉菌を増やす食材とともに、
老化防止に役立つ抗酸化作用のある食材を
スープのかたちで、まいにちとりましょう、と提案しています。

まいにちの献立を考えていて、困るのが汁ものです。
結局いつもと同じものになったり、お茶ですましたり。
でも、スープは善玉菌の材料や抗酸化作用のある食材をとるには最適なのです。

本書では、認知症予防や糖尿病予防、老化予防に効果がある食材を
かんたんに作れて、作りおきができるスープの素を提案しています。
そのスープの素からひと手間で作る、おいしいスープレシピを
バリエーション豊富に紹介しています。
ぜひ本書で、まいにち、おいしく認知症予防をしてください。

目次

1 章 おそうじ=腸内環境を整えることが必要な理由
2 章 さびよけ=抗酸化がからだに必要な理由
3 章 「おそうじ」と「さびよけ」におすすめの食材
4 章 まいにち飲む具だくさんスープがおすすめ
5 章 まいにち飲みたいスープのかんたんレシピ

著者情報

佐治直樹(サジ ナオキ)=監修
国立長寿医療研究センター・もの忘れセンター。外来で認知症などの診療にあたり、認知症のリスク因子と予防、腸内フローラなどの関係論文多数。