小さな好奇心の種が、未来に実を結ぶ

知りたいことがわかる! 消費税インボイスの教科書

沢田慎次郎=著

サイズ・ページ数
A5判・184ページ
ISBNコード
9784816374289
価格(税込)
1,540円
発行日
2023.08.10

内容紹介

本書は、インボイス制度について解説した本です。とはいっても、インボイス制度は、例えば原材料を販売する会社、さまざまな原材料を仕入れて製品を作る会社、完成した製品を預かって市販する会社などの流通過程の違いや、年間売り上げが異なるなどの立場の違いで、知っておくべきことや理解しなくてはならないことが、大きく変わる制度です。本書では、そうした違いを交通整理しながら、楽しいマンガとオールカラーのイラストや表で、消費税インボイス制度のことをわかりやすく解説しました。

第1章 消費税を理解しよう
インボイス制度は消費税のお金の流れを明確にしよう、という試みです。第1章では、消費税のしくみ、お金の流れ、消費税を支払う義務のある業者、消費税を支払うことが免除されている業者について説明します。

第2章 インボイス制度について理解しよう
インボイス(invoice)とは、英語で請求書のこと。今回の制度では、新しい様式にのっとった請求書のことをさしています。第2章では、新しい様式の請求書の書き方、登録番号について解説します。そして、簡易課税制度についても解説します。

第3章 免税事業者はどうすればいいの?
インボイス制度施行後、免税事業者はどうなるのか。課税事業者になる方法、課税事業者のリスク、免税事業者に戻れるのかなどを第3章で解説します。さらに、取引先に課税事業者が多い場合、免税事業者が多い場合の違いについてもしっかり解説しています。

第4章 適格請求書発行事業者になる準備をしよう
手続きの流れ、事業者登録、登録の完了確認、取引先への連絡など、第4章では、登録の事務手続きについて説明します。屋号やペンネームの扱い、新規開業の特例、相続による事業継承の場合についても解説しています。

第5章 適格請求書の発行と保管
適格請求書に必要な項目、簡易インボイス、返品や値引きがあった場合、インボイスの保存期間、変更になった端数処理、クレジットカード払い、事務所の家賃など第5章では、これまでと変わったところを解説します。

第6章 適格請求書発行事業者の義務と罰則とは
適格請求書交付に関する禁止事項とその罰則、適格請求書の交付義務と免除の条件、適格請求書の保存義務と免除の条件、記載に誤りがあったときの対応、第6章では、禁止事項と罰則、義務と免除の条件などを解説します。

第7章 インボイス制度の消費税計算と確定申告
税額の計算方法と控除される仕入れ税額の計算方法、消費税の確定申告、申告に必要な書類と注意事項、第7章では、消費税の計算方法と納税手続きを解説します。

第8章 電子インボイスの発行と保存のルール
電子インボイスの発行と保存、電子帳簿保存法(電帳法)、電子取引の対象、タイムスタンプ、可視性の確保など、第8章では、インボイス制度を電子的に手続きするルールを説明します。

目次

第1章 消費税を理解しよう
第2章 インボイス制度について理解しよう
第3章 免税事業者はどうすればいいの?
第4章 適格請求書発行事業者になる準備をしよう
第5章 適格請求書の発行と保管
第6章 適格請求書発行事業者の義務と罰則とは
第7章 インボイス制度の消費税計算と確定申告
第8章 電子インボイスの発行と保存のルール

著者情報

沢田慎次郎(サワダ シンジロウ)=著
公認会計士・税理士1985年生まれ。「税務」「財務」を得意とする公認会計士・税理士。会計事務所で中小企業の税務支援に7年従事した後に2018年独立。モットーは「経営者のお金と時間が増えるお手伝い」をすること。経営者に対して、経営の資金繰りの理解や気づきを与えるサービス提供をした結果、顧問先の50%を医療・福祉系が占める。ブログにおいては運動・健康・お金・税金・考え方等様々なテーマを扱い情報発信している。

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