小さな好奇心の種が、未来に実を結ぶ

探す、出あう、楽しむ 身近な野鳥の観察図鑑【増補改訂版】

樋口 広芳=監修

髙野 丈=著

サイズ・ページ数
B6判・392ページ
ISBNコード
9784816376313
価格(税込)
1,760円
発行日
2024.10.15

内容紹介

読めば読むほど、身近な鳥の生きざまが見えてくる!
よく見かける鳥164種を厳選し、見分け&行動を大解剖!
思わずやみつきになる、野鳥の行動を観察する図鑑の決定版が、パワーアップして登場。
日本鳥類目録改訂第8版に対応しています。

【本書のPOINT】
*鳥の特徴がよくわかる写真と引き出し線を入れた解説で、見分けポイントがすぐわかる。
*・どんな鳥?・どこにいる?・観察時期・外見・食べ物など、項目別の解説で読みやすい!
*それぞれのおもしろい行動や興味深い生態を写真、イラスト、マンガで徹底解説!
*1月から12月まで、どの時期に観察できるかひと目でわかるカレンダーを掲載。
*ハンディサイズだから持ち歩きにもぴったり。

●毎日が発見の連続。観察するのがやめられなくなる
よく見かける鳥の名前はわかっても、どんな鳥かは意外に知らないもの。
じっくり観察すると、その鳥がいつどこにいて、どんな動きをし、
なにを食べているかなど、どんどん知ることができます。

全力でうたう鳥、ユニークにおどる鳥、ひたすら落ち葉をめくる鳥。
求愛行動なのか、食べ物を探しているのか、それとも別の意味があるのか。
発見は新たな謎をよび、謎を解き明かすために、もっと観察したくなります。
ときには本にもインターネットにもない新しい行動を発見することも!

また、四季の移り変わりで見られる鳥が変わるので、自然のなかで季節を感じながら、
昆虫や植物と鳥のつながりを知ることができるのも、野鳥観察の醍醐味です。

本書は、野鳥観察ビギナーの方のために、
いつ、どこに、どのような鳥がいるのか、どのように観察すればよいのかを丁寧に解説しました。
さらに、QRコードを読み取って再生できる鳴き声157種、
驚きあり、笑いありの興味深い行動を記録した動画156本、
そして“あるある”と共感してしまうマンガも掲載しています。

野鳥観察を始めたい方からすでに楽しんでいる方まで、
奥深い野鳥の世界を知り、より楽しむきっかけとなる一冊です。
ぜひ、本書を片手にフィールドに出かけて、耳を澄まし、目を凝らし、好奇心をふくらませて、
新しい野鳥の魅力を発見してください。

目次

・生息環境について
・鳥の体の各部名称
・野鳥の季節性を知る
・季節ごとの観察ポイント〈春・初夏~夏・秋・冬〉
・野鳥観察「4つのコツ」
・野鳥161種…キジ目/カモ目/カイツブリ目/ハト目/カツオドリ目/ペリカン目/ツル目/
カッコウ目/アマツバメ目/チドリ目/タカ目/フクロウ目/ブッポウソウ目/
キツツキ目/ハヤブサ目/スズメ目
・双眼鏡の選び方・使い方
・野鳥観察の服装
・野鳥を撮影する
・観察と撮影の7つのマナー
・用語ガイド

著者情報

樋口 広芳(ヒグチ ヒロヨシ)=監修
樋口 広芳(ひぐち ひろよし)
1948年生まれ。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。農学博士。日本野鳥の会・研究センター所長、東京大学大学院教授を経て、東京大学名誉教授、慶応義塾大学訪問教授。専門は鳥類学、生態学、保全生物学。日本鳥学会元会長。
著書に『鳥たちの旅‐渡り鳥の衛星追跡‐』(NHK出版)、『鳥・人・自然‐いのちのにぎわいを求めて‐』(東京大学出版会)、『日本の鳥の世界』(平凡社)、『鳥ってすごい!』(山と溪谷社)、『ニュースなカラス、観察奮闘記』(文一総合出版)など。

髙野 丈(タカノ ジョウ)=著
髙野 丈(たかの じょう)
写真家・編集者・サイエンスコミュニケーター。おもに自然科学分野の図鑑、一般書、児童書などの編集に携わる。『ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑』の編集は企画から担当。2005年から続けている井の頭公園での毎日の観察と撮影をベースに、自然写真家としても活動中。井の頭公園を中心に都内各地で自然観察会やトークイベントを開催。得意分野は野鳥と変形菌(粘菌)。著書に『世にも美しい変形菌 身近な宝探しの楽しみ方』(文一総合出版)、『井の頭公園いきもの図鑑 改訂版』(ぶんしん出版)、『美しい変形菌』(パイ インターナショナル)、共著書に『変形菌 発見と観察を楽しむ自然図鑑』(山と溪谷社)がある。
井の頭いきものナビ代表、井の頭バードリサーチ代表、NACOT(自然観察指導員東京連絡会)会員、日本自然保護協会会員、日本変形菌研究会会員。