小さな好奇心の種が、未来に実を結ぶ

発達の気になる子の保育園・幼稚園・療育の場でできる感覚統合あそび

川上 康則=監修

サイズ・ページ数
B5変型判・128ページ
ISBNコード
9784816376276
価格(税込)
1,980円
発行日
2024.10.11
シリーズ名
発達障害を考える 心をつなぐシリーズ

内容紹介

■子どもたちの発達のつまずきを理解し、支援する
「よく物にぶつかる、転ぶ」「特定の感触を嫌がる」など、子どもの気になる姿の背景には、感覚統合がうまくいっていないケースがあります。本書は保育者や療育施設の先生に向けて、感覚統合の視点から、効果的なあそびのアイデアを豊富に紹介します。

■シーン別に、感覚統合を促す楽しいあそびを紹介!
感覚統合では、「触覚」「平衡感覚」「固有感覚」の3つの感覚をきたえます。本書では、「ふれあいあそび」「道具あそび」「外あそび」の3つのシーンに分けて、基本のあそびとアレンジを紹介。どんな子に適したあそびか、あそびの狙い、かかわり方も詳しく解説しています。

■ケース別に、子どもたちの「困った」を軽減する支援のヒントがわかる!
「抱っこやおんぶをしてもしがみついてこない」「ブランコなどの遊具を極端に怖がる」など、子どもたちの気になる姿を10ケース取り上げ、背景にある発達のつまずきを解説。子どもたちの「困った」に寄り添う支援のヒントも具体的にアドバイスしています。

目次

1章 感覚統合ってなあに?
2章 ふれあいながらあそぼう!
3章 道具を使ってあそぼう!
4章 外で元気にあそぼう!
5章 気になる姿と援助のヒント

著者情報

川上 康則(カワカミ ヤスノリ)=監修
1974年、東京都生まれ。公認心理師、臨床発達心理士、自立活動教諭(肢体不自由)。立教大学卒、筑波大学大学院修了。杉並区立済美養護学校主任教諭。立教大学兼任講師。日本授業UD学会常任理事。肢体不自由、知的障害、自閉症、ADHDやLDなどの障害のある子に対する教育実践を積むとともに、地域の学校現場や保護者などからの「ちょっと気になる子」への相談支援に長年携わってきた。著書に『〈発達のつまずき〉から読み解く支援アプローチ』(学苑社)、『発達の気になる子の学校・家庭で楽しくできる感覚統合あそび』(ナツメ社)他多数。