小さな好奇心の種が、未来に実を結ぶ

マンガでわかる 子どもと一緒に楽しく学ぶ性教育

遠見才希子=著

荻並トシコ=イラスト

サイズ・ページ数
A5判・192ページ
ISBNコード
9784816373206
価格(税込)
1,430円
発行日
2023.01.13

内容紹介

■性のこと、どう伝えたらいいの?
性について、夫婦や親子で対話できていますか。「気恥ずかしい」「うちの子にはまだ早いのでは」と考える方も多いのではないでしょうか。
本書では、それぞれの考えを持つさまざまな家族のキャラクターが登場するマンガで、性教育についてわかりやすく解説します。「こういう時、どうしていいか悩むよね」「子どもにどう説明したらいいのかな」と、登場人物と一緒に考えながら読み進めていただけます。

■「包括的性教育」って?
今、国際的に推奨されているのが、性を「人権」の視点でとらえ、多様な考え方に触れながら、主体的に考え、幅広いテーマを体系的に学ぶ「包括的性教育」です。本書はその学習目標を踏まえ、「からだの権利」や「同意」の大切さ、体のしくみ、ジェンダーとセクシュアリティ、性暴力などについて、幅広く解説します。

■お子さんに伝えるための工夫が満載
巻頭にはカラー別冊「たのしくまなぼう からだと性のこと」という小冊子がついています。優しいタッチのイラストと簡潔でわかりやすい文章で、お子さんと一緒に読むことができます。
また、本書のところどころでも、「伝えてみよう」というコラムやQ&Aを設け、多数の伝え方の例を挙げています。

目次

1.性教育をはじめよう
2.プライベートパーツって何?
3.男の子の体を理解しよう
4.女の子の体を理解しよう
5.体に興味をもつって?
6.赤ちゃんはどうやって生まれる?
7.セックスについて考えよう
8.ジェンダー、性の多様性を知る
9.性暴力から子どもを守ろう

著者情報

遠見才希子(エンミサキコ)=著
産婦人科医。1984 年、神奈川県生まれ。2005 年、聖マリアンナ医科大学入学後より「もっと気軽に楽しくまじめに性を考える場が欲しかった」という気づきから性教育活動を始め、全国1000 ヶ所以上の学校などをめぐり、子どもたちや保護者に正しい知識だけでなく、コミュニケーションを大切にした等身大のメッセージを伝えている。緊急避妊薬の薬局販売を求める活動にも中心的に関わる。0歳児、2 歳児、4 歳児の子育て中。主な著書に『ひとりじゃない〜自分の心とからだを大切にするって?〜』(ディスカヴァー21)『だいじ だいじ どーこだ?』(大泉書店)、『うみとりくのからだのはなし』『あかちゃんがうまれるまで』『おとなになるっていうこと』(童心社)、『わたしの心と体を守る本』(KADOKAWA)などがある。

荻並トシコ(オギナミトシコ)=イラスト
都内在住のマンガ家。二児の母。主な著書に育児マンガ『トシコ、母になる。』(三才ブックス)、囲碁絵本『いごってなあに?』(ぶんしん出版)などがある。