小さな好奇心の種が、未来に実を結ぶ

クラスが変わる!子どものソーシャルスキル指導法

岩澤 一美=監修

サイズ・ページ数
B5判・232ページ
ISBNコード
9784816355875
価格(税込)
2,090円
発行日
2014.03.19

内容紹介

小学校3~6年生向けのソーシャルスキル指導を解説した1冊。
ソーシャルスキルとは、人間関係に関わる技術のことです。
近年、「すぐにキレて、自分の感情を抑えることができない」「自分の考えを相手に伝えることが苦手」といった子どもが増えているといわれていますが、それは、少子化などで、人との関わり方をあまり知らずに育つ子どもが多いというのも一つの要因です。
日常生活で人と関わる機会が減った現代において、人間関係を築く上で必要なソーシャルスキルを学校で指導することは、全ての子どもにおいて大切なことになっています。

本書では、小学生で身につけたいソーシャルスキルとして、「友達をつくるスキル」「相手の気持ちを考えるスキル」「自分の気持ちを伝えるスキル」「感情をコントロールするスキル」の4つを掲載しました。
それぞれのスキルを身につけるためのトレーニング法を紹介し、初めて指導する先生に分かりやすいよう、授業の導入から進め方、板書例まで解説しています。授業を進めるときの目安となる「時間配分」もアイコンで表示しました。
また、本書に掲載しているトレーニングは、すぐに実践できるようコピーしてそのまま使えるワークシートを付けていますので、活用してください。

著者情報

岩澤 一美(イワサワ カズミ)=監修
星槎大学教務部長・専任講師/NPO法人星槎教育研究所主任研究員。
宮澤学園(現「星槎学園」)高等部教務部長、星槎国際高等学校教務部長、星槎中学校(不登校生徒等教育特区認定校)教頭を経て、現職。日本共生科学学会理事。中等教育に必要な支援教育をカリキュラム化し、特別ではない「特別支援教育」を実践。
現在は、全国の小・中学校の教師向けに、発達障害の子どもに対する支援や指導法、また、ソーシャルスキルトレーニングの指導法を教える。ソーシャルスキル研修会の講師としても、全国を駆け回る。教師向けだけでなく、発達障害の子どもをもつ保護者の支援にもあたっている。