内容紹介

曖昧さを排除した一般的な統計学とは違い、ベイズ統計学は、この曖昧さを利用することで統計に対して柔軟性が生じさせます。これにより従来の統計学では対処できない「カン」や「経験」を活かせる統計学として、近年活用されています。本書は、この「ベイズ統計学」について、身近な例で優しく解説します。

目次

第１章　ベイズ理論の考え方
第２章　ベイズ理論のための確率論入門
第３章　ベイズ定理の基本
第４章　ベイズ理論の応用
第５章　ベイズ統計学のための準備
第６章　ベイズ統計学入門

著者情報

涌井　良幸（ワクイ　ヨシユキ）＝著
1950年東京生まれ。東京教育大学数学科を卒業後、教職に就く。現在、渋谷教育学園幕張中学校・高等学校数学教諭を務め、コンピュータを利用した教育法や統計学の研究に専念。

涌井　貞美（ワクイ　サダミ）＝著
1952年東京生まれ。東京大学理学系研究科修士課程修了後、富士通、神奈川県立高等学校教員を経て、サイエンスライターとして独立。