書籍詳細

最新熱処理のしくみと技術

仁平宜弘=著

サイズ・頁数 A5判・224頁
ISBNコード 978-4-8163-6156-2
価格(税抜) 1,800円
発行日 2017.06.12

内容紹介

本書では、金属素材の性質や状態などの基本的なことや、熱処理の種類、方法、効果、装置・設備などを表やグラフ、写真、イラストを使って、ていねいに解説しました。さらに、さまざまな種類の鋼(はがね)の熱処理や、各種試験についても、具体的な事例をあげながら、ていねいに解説しました。

目次

第1章 鉄鋼材料の基本と性質

1 鉄鋼材料とは

2 鉄鋼製品の製造① ~製銑・製鋼

3 鉄鋼製品の製造② ~加工法

4 純鉄の温度と構造

5 鉄鋼の物理的性質

6 鉄―炭素系平衡状態図

7 炭素鋼の平衡状態における金属組織

8 連続冷却変態(CCT)

9 等温変態(TTT)



第2章 熱処理の種類と方法

1 熱処理の種類と分類

2 完全焼なまし

3 焼ならし

4 球状化焼なまし

5 低温焼なまし

6 焼入れ① ~炭素鋼の焼入温度と金属組織

7 焼入れ② ~焼入性と質量効果

8 残留オーステナイトとサブゼロ処理

9 焼戻し① ~硬さと機械的性質

10 焼戻し② ~金属組織

11 等温変態(TTT)を利用した熱処理

12 表面熱処理の種類と分類



第3章 熱処理の装置・設備

1 熱処理作業の流れと留意事項

2 加熱媒体の種類と特性

3 窒素ガス利用上の留意点

4 真空加熱時の留意点

5 加熱炉① ~熱源による分類

6 加熱炉② ~構造による分類

7 冷却媒体の種類と特性

8 温度計測と温度制御



第4章 鉄鋼材料と熱処理

1 鉄鋼材料の種類と性質

2 鉄鋼材料に含有する炭化物① ~種類と役割

3 鉄鋼材料に含有する炭化物② ~固溶と析出

4 構造用鋼の種類と用途

5 機械構造用鋼① ~焼入れ焼戻しと金属組織

6 機械構造用鋼② ~硬さと機械的性質

7 工具鋼の種類と性質

8 炭素工具鋼、低合金工具鋼の焼入れ、焼戻し

9 冷間金型用ダイス鋼① ~焼入れ焼戻しと金属組織

10 冷間金型用ダイス鋼② ~機械的性質と寸法変化

11 熱間金型用ダイス鋼の焼入れ、焼戻し

12 高速度工具鋼(ハイス)① ~焼入れ焼戻しと金属組織

13 高速度工具鋼(ハイス)② ~硬さと機械的性質

14 ステンレス鋼の種類と用途

15 オーステナイト系ステンレス鋼とその熱処理

16 マルテンサイト系ステンレス鋼とその熱処理

17 その他のステンレス鋼とその熱処理

18 ばね鋼とその熱処理

19 軸受鋼とその熱処理

20 鋳鋼および鋳鉄とその熱処理

21 マルエージング鋼とその熱処理



第5章 表面処理

1 表面処理の種類と役割

2 製品・部品の清浄化

3 表面焼入れ

4 高周波焼入品の金属組織と硬さ

5 高周波焼入れの近接効果とエッジ効果

6 浸炭と浸炭窒化処理

7 ガス浸炭法

8 浸炭層の金属組織

9 浸炭硬化層深さ

10 窒化と軟窒化処理

11 構造用鋼の窒化・軟窒化処理

12 工具鋼の窒化処理

13 ステンレス鋼の窒化・軟窒化処理

14 金属元素の拡散浸透処理

15 炭素、窒素以外の非金属元素の拡散浸透処理

16 溶射

17 物理蒸着(PVD)

18 化学蒸着(CVD)

19 PVD、CVDによって生成されている硬質膜

20 ダイヤモンド膜とDLC膜



第6章 熱処理の品質管理

1 熱処理品の品質管理

2 硬さ試験方法

3 顕微鏡組織試験方法

4 鋼の結晶粒度の顕微鏡試験方法

5 鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法

6 鋼中炭化物の抽出法

7 機械試験方法

8 非破壊試験方法

9 硬質膜の密着性評価法



第7章 熱処理品の破損とその調査法

1 破損の種類

2 破壊に及ぼす因子

3 熱処理に関連した欠陥

4 破損品の原因調査手順①

5 破損品の原因調査手順②

6 破壊形態

7 脆性破面と延性破面

8 破損事例① ~脆性破壊事例

9 破損事例② ~疲労破壊事例

10 破損事例③ ~熱処理不良が原因の破壊事例

11 破損事例④ ~応力腐食割れ事例

12 破損事例⑤ ~熱処理品のめっきトラブル事例





第8章 これからの熱処理技術

1 窒化・軟窒化処理の需要拡大

2 PVD技術の課題と今後の需要拡大

3 CVD技術の課題と今後の需要拡大

4 コーティングの課題と今後の需要拡大



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