書籍詳細

みんなにやさしいインクルーシブ保育
基本と実践を18の事例から考える

酒井 幸子+中野 圭子=著

サイズ・頁数 A5判・176頁
ISBNコード 978-4-8163-7322-0
価格(税込) 1,760円
発行日 2023.01.16

内容紹介

「インクルーシブ保育ってなんだろう」
「私のクラス・園でも実践できる?」
「うまくいかないときはどうしたらいい?」
「保護者に理解・協力してもらうには?」
……そんな保育者さんの疑問にこたえる1冊です。

保育・幼児教育に携わる人なら、一度は耳にしたことのある「インクルーシブ保育」。
子どもたちにとってよいもので、取り入れる園も増え続けている……
そんな印象を抱いている方は多いと思いますが、具体的にどんなものなのかを説明したり、
さまざまなケースにどう対応していくのかは、唯一の正解がなく難しい問題ですよね。

本書では、実際の保育の現場での18のエピソードを読むことで、
それぞれのケースを担当保育者として体験するかのように
「インクルーシブ保育」への理解を深めることができます。
本書を通して感じた「インクルーシブ保育」の精神を、ぜひ日々の保育にいかしていってください。

目次

はじめに
著者より読者の皆さんへ

Introduction インクルーシブ保育の素朴な疑問
まず思い浮かべがちな疑問に対して答えました

1章 インクルーシブ保育ってなんだろう
インクルーシブ保育を理解するうえで欠かせない、基本の考え方と用語をやさしく説明しました

2章 インクルーシブ保育を実践しよう
現場での事例をもとに、インクルーシブ保育のメリットや対応の考え方について理解を深めます

3章 子どもを中心に保護者と良い関係をつくろう
保護者の理解・協力をどのように得ていくかを事例から読み解きます

著者情報

酒井 幸子(サカイ サチコ)
東京都公立幼稚園長、母子愛育会愛育幼稚園長、武蔵野短期大学教授・同附属幼稚園長、青山学院大学非常勤講師等を経て、現在、武蔵野短期大学客員教授・同附属保育園所長。その間、全国国公立幼稚園長会長、中央教育審議会幼児教育部会・特別支援教育部会委員等歴任。文京区在任時に文部科学省研究開発学校として「多様な個性に対応する教育課程の編成と実施~バリアフリーの心をもった幼児を育てるために~」をテーマに研究を推進。著書は『発達が気になる子の個別の指導計画』(共著/学研)、『保育内容 健康 あなたならどうしますか?』(編著/萌文書林)、『ケース別 発達障害の子どもたちと保護者をサポートする本 幼児編』(共著/ナツメ社)など多数。

中野 圭子(ナカノ ケイコ)
東京学芸大学幼稚園科卒業。東京都公立幼稚園で教諭として29年間勤務する。東京都文京区立柳町幼稚園在任時に、特別支援教育教諭免許・幼稚園専修免許を取得し、現在、臨床発達心理士、公認心理師。特別支援教室巡回相談、各区市の幼稚園、保育園の園内研究講師等を行っている。著書、監修書に『保育内容 人間関係―あなたならどうしますか?』(共著/萌文書林)、『気になる子のために保育者ができる特別支援』(監修/学研)、『ケース別 発達障害の子どもたちと保護者をサポートする本 幼児編』(共著/ナツメ社)などがある。