ソーシャルスキルとは人間関係に関わる技術のことで、人間関係が広がり複雑になる中学生の時期こそ身につけておきたいスキルです。本書では初めて指導する先生のために、授業での展開から指導のポイントまで具体的に、丁寧に解説しました。コピーして使えるワークシート付き。中学校1～3年生向け。

「授業に集中できない」「学校行事に協力的でない」「友人関係でのトラブルが複雑になる」…
中学生で起こるトラブルを解決するために必要な、スキルトレーニングを掲載。
丁寧な解説とワークシートで、初めての先生でも実践できる！

ソーシャルスキル不足から起きる中学生のトラブル7Cases
第1章　基礎知識編　知ってスタート　ソーシャルスキルトレーニング
第2章　授業実践編　ソーシャルスキルトレーニング　基本スキル&応用スキル
第3章　スキル定着編　ソーシャルスキルを定着させる授業展開
別冊　取り外して使えるワークシート

石黒康夫（イシグロ　ヤスオ）　
桜美林大学教職センター教授　博士（教育学）。
上級教育カウンセラー、ガイダンスカウンセラー。
東京都公立中学校教諭、教頭、校長、神奈川県逗子市教育委員会教育部長を経て現職。スクールワイルドPBS（学校全体で行なうポジティブな行動支援）を用いた生徒指導、子どものよさを認め、伸ばす指導を推進している。著書に「参画型マネジメントで生徒指導が変わる」（図書文化社）がある。

星雄一郎（ホシ　ユウイチロウ）
法政大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士後期課程を満期履修退学し、現職。東洋大学非常勤講師、帝京大学非常勤講師。大学院生時代から中学校を中心に、教育現場でソーシャルスキルトレーニングの指導をしながら、実践研究を行なう。