投球障害0へ! ゼロポジションでつくる最強の肩と肘
西中 直也=著
阿蘇 卓也=著
- サイズ・ページ数
- A5判・192ページ
- ISBNコード
- 9784816377495
- 価格(税込)
- 1,870円
- 発行日
- 2025.07.10
内容紹介
■ゼロポジションで肩、肘の故障を克服する本書は、野球で多い、肩・肘の故障を克服するための一冊です。肩、肘を故障するのは、ゼロポジションができていないからです。ゼロポジションというのは、昭和医科大学の西中直也教授が提唱する肩、肘を痛めない投げ方のことで、具体的には、肩甲骨と上腕骨を同一平面上に保つ投げ方になります。と言ってもわからないとは思うので、ぜひ、本書を手に取ってください。
■肩、肘の故障をわかりやすく
本書では、まず、肩と肘の構造と故障の症状例を解説しています。肩でいうと、後上方インピンジメントと前上方インピンジメント、腱板損傷、上腕二頭筋長頭腱炎などを、肘でいうと、リトルリーグ肘、上腕骨小頭離断性骨軟骨炎などをわかりやすく解説しています。
■故障の治し方も紹介
それぞれの症状に対する手術を含めた対処法を紹介しています。どういう症状に対し、どのような治療法があるのかが、イラスト、写真でわかりやすく解説しています。
■ゼロポジションができているか?
ゼロポジションができているかを判断するためのテストが、「Zero外旋/Zeroリリーステスト」です。このテストを行うことで、ゼロポジションができているかが判断できます。できていれば問題ないのですが、痛みがある方はほとんどができていません。
ゼロポジションができないのは、肩甲骨周りの筋肉や体幹、下半身の筋肉や関節に問題があるためです。本書では、それぞれの部位を評価し、弱い部分を強化していくことで、ゼロポジションができるようにしていきます。その方法を写真、イラストを使い、具体的に解説しています。
【目次】
PART1 肩の構造と痛みの症状例
PART2 肘の構造と痛みの症状例
PART3 各症状に対する手術
PART4 Zero外旋/Zeroリリーステストの勧め
PART5 投球障害に対しての具体的評価とエクササイズ
PART6 実際の診察例と評価・エクササイズ
著者情報
西中 直也(ニシナカ ナオヤ)=著昭和医科大学大学院リハビリテーション分野運動機能額領域教授。昭和医科大学藤が丘病院整形外科/昭和医科大学スポーツ運動科学研究所兼担。
日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本整形外科学会スポーツ専門医、神奈川県野球指導者セミナー世話人、元千葉ロッテマリーンズメディカル担当医、横浜野球肘検診推進協議会検診担当医。
著書に『シンプル思考で診る 肩』などがある。
阿蘇 卓也(アソ タクヤ)=著
理学療法士、博士(保健医療学)。昭和医科大学スポーツ運動科学研究所助教。昭和医科大学藤が丘リハビリテーション病院リハビリテーションセンター、昭和医科大学大学院保健医療学研究科アスレティックトレーナー分野非常勤講師。