小さな好奇心の種が、未来に実を結ぶ

今と未来がわかる農業

堀田 和彦=監修

サイズ・ページ数
A5判・224ページ
ISBNコード
9784816377457
価格(税込)
1,870円
発行日
2025.06.16

内容紹介

■日本の農業の現状を知る
日本の農業は、今まさに大きな岐路に立たされています。高齢化が進み、農業従事者の平均年齢は70歳近くに達し、後継者不足が深刻化。さらに、耕作放棄地の増加や食料自給率の低下、気候変動の影響など、多くの問題が山積しています。本書では、まず、様々なデータをもとに、日本の農業の現状をつまびらかにし、課題を探っていきます。

■農業の今後、可能性について検討します
農家の大規模化、植物工場による安定供給、スマート農業やドローンの活用といった新たな技術革新も進んでおり、日本の農業が再び活力を取り戻す可能性も秘めています。本書では、新たな試みや成功事例を取り上げ、持続可能な農業の在り方を探ります。

■日本の食と農を未来へつなぐために、どうすればいいのか?
農業従事者はもちろん、食の安全に関心のある方、農業ビジネスに携わる方、また、これから就農を目指す方などにとって、今を知り、今後の展望を知ることができる内容になっています。日本の農業を今後も続けていくため、私たち一人ひとりが農業の未来を考えることからはじめてみませんか。

【目次】
第1章日本の農業の現状と課題
第2章新たな農業経営と就農の潮流
第3章農産物をめぐる内外の動向
第4章持続可能な成長をもたらす農業とは
第5章スマート農業は未来を拓くカギとなるか
第6章各方面から進む6次産業化の動き

著者情報

堀田 和彦(ホッタ カズヒコ)=監修
熊本県生まれ。農学博士(東京大学)。食農連携コーディネーター。東北大学農学部、九州大学農学部を経て、2025年3月まで東京農業大学国際食料情報学部で教鞭を執る。研究テーマは、農商工連携による地域活性化の方法。新しい技術の発展や社会経済環境の変化に対応した「次の」農業」を見据え、持続可能な農業について、農業システム、人材マネジメント、政策・計画をテーマに取り組む。
主な著書に『農業成長産業化への道すじ―七つの処方箋―』『企業の農業参入による地方創生の可能性―大分県を事例に―』『農商工間の共創的連携とナレッジマネジメント』(いずれも農林統計出版)などがある。