小さな好奇心の種が、未来に実を結ぶ

国がん東病院発 抗がん剤・放射線治療をしている人のための食事

後藤 功一=監修

千歳 はるか=監修

サイズ・ページ数
B5判・160ページ
ISBNコード
9784816367847
価格(税込)
1,980円
発行日
2020.01.08

内容紹介

■がん治療中の食事の悩みに向き合う
抗がん剤による治療や放射線治療には、食欲不振、味覚の変化、吐き気、口内炎、食道炎、下痢、便秘などの副作用が伴いがちです。しかしそんな中で、しっかりと食べて体力をつけることは、治療を効果的に続けるためにもとても重要です。
本書では、食事の悩みを抱える患者さんやそのご家族に向け、治療と副作用のしくみや、食べやすくする工夫を図解でまとめました。

■国がん東病院スタッフ監修のおすすめレシピを満載
がん治療による副作用の症状別料理教室「柏の葉料理教室」を毎月2回、10年以上継続して開催する、国がん東病院。
手ごろな食材、手間のかからない調理方法、家族と同じものを食べたい、オーブンを使うのは苦手…など、教室の参加者様からの生の声を踏まえ、おすすめレシピを厳選しています。
不安に陥りがちな患者さんやご家族に向け、栄養に関する正しい知識を伝えるコラムも掲載しました。

■お悩み別の200レシピ
食欲不振、味覚変化、口内炎・食道炎、下痢・便秘、消化管術後のお悩み別に適した200のレシピ掲載しています。
各レシピには、味のタイプとエネルギー、タンパク質、塩分のデータを見やすく表示しています。
献立形式と、主菜、副菜といった種類別に掲載しているので、何を作ろうか思いつかない時も、あともう一品ほしい時にも役に立ちます。

目次

Part 1  がん治療を受けた患者の悩みとメカニズム
Part 2  悩み別 朝・昼・夕の食べやすい献立
Part 3  悩み別 食べやすい食事レシピ

著者情報

後藤 功一(ゴトウコウイチ)=監修
国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院
呼吸器内科長/サポーティブケアセンター 室長
1990年に熊本大学医学部卒業後、熊本大学医学部第一内科、国立がん研究センター東病院にて勤務。2006年、熊本大学大学院医学研究科博士課程において学位取得。2014年より現職。
2017年、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科 包括腫瘍学 連携講座教授併任。日本内科学会、日本肺癌学会、日本呼吸器学会、日本臨床腫瘍学会、日本癌学会に所属。厚生労働省 薬事・食品衛生審議委員会委員。

千歳 はるか(チトセハルカ)=監修
国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院
栄養管理室長
東京家政学院大学 家政学部家政学科 管理栄養士専攻を卒業以降、旧国立病院・国立東信病院をはじめ6か所の国立病院にて勤務。政策医療領域である精神疾患、神経筋疾患や呼吸器疾患などの専門病院、急性期総合病院において栄養管理業務に従事。チーム医療では栄養サポートチーム、呼吸療法チーム、緩和ケアチームなどで活動。2015年4月より現職。
がん患者・家族が抱える食事の不安や悩みに対し、症状別料理教室「柏の葉料理教室」を毎月2回開催し、支援を行っている。管理栄養士、栄養サポートチーム専門療法士、がん病態栄養専門管理栄養士、病態栄養認定管理栄養士。

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