小さな好奇心の種が、未来に実を結ぶ

ジビエ・バイブル

川崎 誠也=著

皆良田 光輝=著

藤木 徳彦=著

有馬 邦明=著

谷 利通=著

手島 純也=著

湯澤 貴博=著

髙橋 雄二郎=著

川手 寛康=著

サイズ・ページ数
B5判・176ページ
ISBNコード
9784816361067
価格(税込)
3,520円
発行日
2016.09.01

内容紹介

■近年注目のジビエ料理を紹介
古くから肉食文化のあるヨーロッパで、秋冬の風物詩といえるジビエ(野鳥獣)料理。日本でも近年フランス料理店や専門店で認知され、秋が訪れるのを心待ちにする人も増えています。本書では、現在飲食店で比較的よく使われる野鳥獣を中心に、それぞれの肉の特徴と豊富なレシピを紹介しています。


■食と命を見つめ直す
日本では、農作物を守るために駆除されたシカなどを、ジビエとして生かす取り組みも広がってきています。本書では、マガモ猟やシカ猟の現場で活躍する猟師さんや処理施設の方にも取材をし、紹介しています。家畜と異なり狩猟で得られたジビエを扱う意味とは、料理人にとって食と命とは…、それらの示唆も得られる内容となっています。

■シェフそれぞれの見解を紹介
ジビエは個体差が大きく、料理人の経験値が強く反映される素材です。本書では品種や部位の選び方、熟成について、また、調理法や
素材の組み合わせについてなど、各シェフの見解を紹介しています。

著者情報

川崎 誠也(カワサキセイヤ)=著
大阪の調理師学校を卒業して、フランス料理店で勤務後渡仏し、フランス各地の星つき店で9年間修業。帰国後六本木「オーシザーブル」シェフを経て、1993年「レストラン アラジン」開業。

皆良田 光輝(カイラダコウキ)=著
銀座「山和」で2年半、有楽町「アピシウス」で13年間修業後、神田・六本木「パ・マル」で9年間シェフを務める。2008年「KAIRADA」開業。狩猟免許を持ち、クマ、イノシシ、シカの大物猟に出向く。

藤木 徳彦(フジキトクヒコ)=著
駒場学園高等学校食物科卒業後、蓼科高原のオーベルジュで修業。1998年「オーベルジュ・エスポワール」開業。NPO法人日本ジビエ振興協議会理事長を務める。

有馬 邦明(アリマクニアキ)=著
イタリア料理店で修業後渡伊し、ロンヴァルディアやトスカーナ等で2年間修業し帰国。2002年「パッソ ア パッソ」開業。ジビエをはじめ日本全国の食材生産者を訪ね歩く。

谷 利通(タニトシミチ)=著
鎌倉「ジョージ&レイ」を経て広尾「レストラン アラジン」で修業後、フランス、スイスに渡る。帰国後、四谷「メゾン カシュカシュ」シェフ等を経て、2012年「レストラン タニ」開業。

手島 純也(テジマジュンヤ)=著
山梨県のレストランで修業後渡仏し、パリ「ステラマリス」で吉野建氏に師事。2007年帰国し、同年9月より「オテル・ド・ヨシノ」シェフを務める。

湯澤 貴博(ユザワタカヒロ)=著
銀座「ル・マノアール・ダスティン」で修業後、八丁堀「アンフォール」シェフ等を経て、2011年「スゥリル」開業。

髙橋 雄二郎(タカハシユウイチロウ)=著
都内レストランで勤務後渡仏し、パリ「ルドワイヤン」等で修業。帰国後代官山「ル・ジュー・ドゥ・ラシエット」シェフ等を経て、2015年「ル スプートニク」開業。


川手 寛康(カワデヒロヤス)=著
西麻布「オオハラ エ シイアイイー」、西麻布「ル ブルギニオン」等で修業後渡仏。帰国後白金台「カンテサンス」スーシェフを経て、2009年「フロリレージュ」開業。