図解 やさしくわかる認知行動療法
貝谷 久宣=監修
福井 至=監修
- サイズ・ページ数
- B5変型判・160ページ
- ISBNコード
- 9784816352737
- 価格(税込)
- 1,650円
- 発行日
- 2012.07.05
内容紹介
■こころの病気や日常の落ち込んだ気分に効果的な心理療法
うつ病や不安障害などのこころの病気の治療には、薬物療法が多く行われていますが、薬で一時的に症状を改善できても、再びその症
状に悩まされる人が少なくありません。そこで現在、こころの病気に有効な治療法として、薬物療法と並んで行われているのが、認知行動療法です。考え方のクセを見直し、ものごとの捉え方を変えて行動してみることで、つらい気分の原因を解消していきます。本書では、認知行動療法の基本的な考え方と治療の流れをわかりやすく解説しました。
■自分で取り組める実践法を紹介
認知行動療法は、病気ではないけれど、こころのつらさを感じている人、ストレスに悩む人にも役立つ方法です。本書では自分でできる実践法を詳しく紹介しています。気軽に取り組めるよう、実際の治療で使用されるものをアレンジしたワークシートを掲載しました。
■認知行動療法の様々な種類を症状別に紹介
病気や症状にあわせて行われる認知行動療法のバリエーションを紹介しているので、専門家のもとで認知行動療法を受けてみたいと考えている人、認知行動療法を専門的に学びたいと思っている人にも役立つ一冊です。
目次
第1章 認知行動療法とは―考えかたと治療の流れ第2章 【自分でおこなう認知行動療法1】思考パターンを変えてみよう
第3章 【自分でおこなう認知行動療法2】行動を変えてみよう
第4章 【自分でおこなう認知行動療法3】考え方のクセを見直そう
第5章 症状にあわせておこなう、その他の認知行動療法
第6章 疾患別・より効果的なアプローチ法
著者情報
貝谷 久宣(カイヤ ヒサノブ)=監修医療法人和楽会理事長、パニック障害研究センター所長。医学博士。
1968年、名古屋市立大学医学部卒業後、ミュンヘンのマックス・プランク精神医学研究所に留学。岐阜大学医学部助教授、自衛隊中央病院神経科部長を経て、93年、なごやメンタルクリニック開院。97年、赤坂クリニック理事長となる。
パニック障害や社交不安障害治療の第一人者として、幅広く活躍中。『健康ライブラリー イラスト版 非定型うつ病のことがよくわかる本』(講談社)、『よくわかるパニック障害・PTSD—突然の発作と強い不安から、自分の生活をとり戻す』(主婦の友社)『気まぐれ「うつ」病ー誤解される非定型うつ病』(筑摩書房)房)など、著書・監修書多数。
福井 至(フクイ イタル)=監修
東京家政大学人文科学心理カウンセリング学科大学院教授。臨床心理士、博士(人間科学)。1982年、早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程 心理学専攻単位取得後、退学。
札幌大学女子短期大学部助教授、北海道浅井学園大学人間福祉学部助教授、東京家政大学文学部助教授を経て、2008年より現職に至る。赤坂クリニックでの非常勤勤務なども務めている。著書に、『図説 認知行動療法ステップアップ・ガイド—治療と予防への応用』(金剛出版)、『図解による学習理論と認知行動療法』(培風館)などがある。