人間の生命維持のしくみを解き明かし、医学の基本ともなる生理学。本書では広大なその範囲から重要ポイント厳選し、呼吸、循環、消化、神経、筋肉、代謝といった章に分けてビジュアルでわかりやすく紹介。医療や、介護・スポーツの仕事に従事する人の役立つ1冊です。便利な赤シート付き。

序章　 細胞の機能と体の成長
1章　 呼吸をする
2章 　水分の量と濃度を調整する
3章 　血液を循環させる
4章 　食物を消化・吸収する
5章 　老廃物を排泄する
6章 　神経の作用とはたらき
7章 　感覚を感じる
8章 　筋肉を動かす
9章 　エネルギーを産生する
10章　体温を調節する
11章　体の機能を調整する

部谷 祐紀（ひだに ゆうき）
1979年広島県生まれ。東京農業大学栄養科学科講師、履正社医療スポーツ専門学校教員、東邦大学大森病院東洋医学科鍼灸外来助手、ボート競技日本代表チーム専属トレーナー。2011年より日本オリンピック委員会専任メディカルスタッフに任命され、ロンドン・リオデジャネイロ・東京の3つのオリンピックに日本選手団の正式メンバーとして参加。リオデジャネイロオリンピック開会式の入場行進では行進中の顔のアップが全世界50億人に中継された。管理栄養士、鍼灸師、あんまマッサージ指圧師の3つの国家資格を持つ日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー。専門は運動生理学、スポーツ栄養学、アスレティックトレーニング学。

田中 越郎（たなか えつろう）
熊本市出身。熊本大学医学部卒業。東京農業大学名誉教授。医学博士。専門は生理学、栄養学。著書に『イラストでまなぶ生理学』『イラストでまなぶ薬理学』『イラストでまなぶ人体のしくみとはたらき』『系統看護学講座　専門基礎分野　疾病のなりたちと回復の促進［2］　病態生理学』（以上、医学書院）、『好きになる生理学』『好きになる生化学』『好きになる生理学・ミニノート』『管理栄養士国家試験対策（臨床栄養学）応用力試験に学ぶカルテ・検査値の見方』（以上、講談社）、『生化学がわかる』（技術評論社）、『最新臨床栄養学』（光生館）などがある。