小さな好奇心の種が、未来に実を結ぶ

プロカウンセラーが教える はじめての傾聴術

古宮 昇=著

サイズ・ページ数
A5判・200ページ
ISBNコード
9784816353475
価格(税込)
1,540円
発行日
2012.12.10

内容紹介

■介護、看護、学校、職場などの現場で役立つスキル
福祉、教育、医療など人とかかわる職業に就いている人々は、傾聴の大切さを痛感しています。しかし、がんばって聞こうとしても、なかなかうまくいかないものです。なぜなら、傾聴するためには、相手の気持ちを、その人の身になって理解するための理論と技術が必要だからです。その理論と技術が傾聴術です。

■すぐ実践できるようにこだわった入門書
本書は、傾聴の実践に欠かせない技法とともに「人間の心の成り立ち」や「傾聴を妨げる心の動き」についてわかりやすく具体的に解説しています。さらに傾聴の技法を実践的に学べるように、第6章では事例を通して、聴き手がしてしまいがちな悪い応答例と良い応答例をその理由とともに解説しています。

■プロのカウンセラーが経験を通して得た知見を解説
著者はカウンセリングを実践しているだけでなく、大学院で心理学を教え、傾聴セミナーや研修も数多く行っています。その経験から初学者の方が理解しづらいポイントなどがわかってきたといいます。本書では、そうしたところを、とくにていねいに解説しました。

■傾聴術は人間関係力、援助力を高める
本書で傾聴の基本を学び、共感力と傾聴スキルを磨くことによって人間関係が改善されたり、困っている人の力になれたりします。その結果、仕事のやりがいがアップし、得られる喜びも大きくなっていくことでしょう。

著者情報

古宮 昇(コミヤ ノボル)=著
心理学博士、臨床心理士、ディマティーニ・メソッドィファシリテーター。米国州立ミズーリ大学コロンビア校より心理学博士号(PhD. inPsychology)を取得。ノースダコタ州立こども家庭センター常勤心理士、パイングローブ精神科病棟インターン心理士、州立ミズーリ大学コロンビア校心理学部非常勤講師などを経る。現在、大阪経済大学人間科学部教授(臨床心理士養成第1種指定大学院)および開業オフィスで心理療法を行っている。