簡潔な文章と図解で初学者に最適なミクロ経済学の入門書です。学生や入門者にとって高いハードルになる難しい数式は使いません。理解を助けるためのイラストや要点アドバイス、キーワードなど分かりやすさを追求し、短い時間でミクロ経済学がトコトンわかるように工夫しました。
1章で生活に身近な市場と役割・働きについて解説します。
続く2章では消費者行動を中心に需要と供給について解説します。
そして3章では消費者行動の動きに対して企業はどのように対応するべきなのか、望ましい企業の行動をやさしく解説し、市場均衡と経済社会に関する考察へと続きます。
新聞・テレビのニュースがより面白くなること間違い無しです。公務真の試験対策にも使えます!
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第1章 市場とその役割
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1*.資源の希少性
2.希少性と紛争
3.ミクロ経済学とマクロ経済学
4.財とは?
5.価格とは?
6.場所と財
7.時間と財
8.割引と現在価値
9.リスクと財
10.市場の成り立ちとプレイヤー
11.オークション理論
12.市場の創設
コラム:株価はどう決る?
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第2章 消費者の行動と需要曲線
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1.需要曲線と需要法則(ギッフェン財の概念も)
2.個別需要曲線と市場需要曲線
3.需要の価格弾力性
4.消費者の支払い意欲
5.消費者余剰
6.需要曲線の導出
7.無差別曲線
8.限界代替率逓減の法則
9.予算制約式と予算線
10.消費者の最適選択
11.所得の変化と需要の変化
12.価格の変化と需要の変化
13.スルツキー分解、ギッフェン財はなぜ生じるか?(言葉での説明)
14.労働供給量の決定(1):余暇と労働
15.労働供給量の決定(2)
16.貯蓄の決定
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第3章 企業の行動と供給曲線
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1.供給曲線と供給法則
2.個別供給曲線と市場供給曲線
3.供給の価格弾力性
4.企業の販売意欲
5.生産者余剰
6.供給曲線の導出
7.生産とは?
8.費用最小化
9.短期と長期
10.費用関数と総費用曲線
11.限界費用と可変費用
12.平均費用曲線と平均可変費用曲線
13.企業の利潤最大化行動
14.短期の供給曲線の導出(操業停止点と損益分岐点)
15.長期の供給曲線
コラム:企業と組織
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第4章:市場均衡とその望ましさ
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1.市場均衡
2.均衡にいたるプロセス:安定と不安定
3.ワルラスの調整過程
4.マーシャルの調整過程
5.総余剰とその最大化
6.パレート効率性
7.効率と公平(1):所得分配の公平性とローレンツ曲線
8.効率と公平(2):羨望と公平性
9.産業の長期均衡
コラム:ダフ屋は有害か?
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第5章:さまざまな市場
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1.完全競争市場