書籍詳細

史上最強図解これならわかる!精神医学

上島国利:監修

サイズ・頁数 A5判・240頁
ISBNコード 978-4-8163-5084-9
価格(税抜) 1,800円
発行日 2011.05.13

内容紹介

こころの病気のメカニズムから、病気の種類・患者への接し方、効果的な薬、精神療法、精神医療をとりまく環境まで、最新の研究をもとに、豊富な図解でわかりやすく解説。医療従事者からコメデディカルを目指す学生、一般の患者さんや周囲の方まで、精神医学の正しい知識を学ぶために最適な一冊です。

目次

■巻頭口絵 こころと脳の関係はどこまで解明されたか

思考や感情は脳から生まれる

情報は電気信号として伝わる

脳の活動がわかるようになってきた



■第1章 こころの病気の原因は脳にあるのか

【病気の原因を研究し治癒するための学問】精神医学とは

【自分の内にあるのか、外にあるのか】こころの病気の原因

【ストレスや葛藤が原因】心因性のこころの病気

【なんらかの素質が原因】内因性のこころの病気

【脳に器質的な原因がある】外因性のこころの病気

<コラム>身体疾患から起こる「症状精神病」



■第2章 精神医学の歴史と治療法の変遷

【呪術から医学へ】古代から中世の精神疾患

【拘禁から治療へ】精神医療の始まり

【脳や神経が原因と考えた】精神医学の進展

【近代精神医学の礎ができる】フロイト、クレペリンの活躍

【日本での精神医学】私宅監置から精神病院へ

【治療法が劇的に変わった】向精神薬の誕生

【自立した生活も可能に】社会復帰を目指す医療

【診察】問診と診断

【患者の訴えと外観から】こころの病気の症状

【DSM-ⅣとICD-10】こころの病気の分類

<コラム>患者側、医療側、双方のためのインフォームド・コンセント



■第3章 気分障害と不安障害

【気分が落ち込み、意慾がわかない】(気分障害)大うつ病

【気分の落差が激しい】(気分障害)双極性障害

【現代、患者が増えている】(気分障害)非定型うつ病

【死を意識する不安に襲われる】(不安障害)パニック障害

【人と会うことを恐怖に感じる】(不安障害)社交不安障害

【特定のものを強くおそれる】(不安障害)特定の恐怖症

【つねに不安で苦しい】(不安障害)全般性不安障害

【確認行為がやめられない】(不安障害)強迫性障害

【社会環境に合わせられない】適応障害

【過去に受けたこころの傷】(不安障害)心的外傷後ストレス障害

【かつてヒステリーとよばれた】解離性障害

<コラム>医療関係者は絶対に守らなくてはならない「守秘義務」



■第4章 さまざまなこころの病気

【症状が多様で自覚がない】統合失調症

【こころの病気の深刻な問題】自殺

【単なるもの忘れではない】認知症

【ストレスから身体症状が現れる】心身症

【アルコール、薬物づけになる】依存症

【病気?性格の問題?】パーソナリティ障害

【過食・拒食が代表例】摂食障害

【眠りのリズムが乱れる】睡眠障害

【病気やけがを偽る】虚偽性障害

【いろいろな現れ方がある】性に関する精神障害

【人とのコミュニケーションが苦手】広汎性発達障害

【集中力や落ち着きがない】AD/HD

【配偶者や親子間での暴力】家庭内暴力

【わが子にひどい扱いをする】児童虐待

【学校に行けない・社会に出られない】不登校・ひきこもり



■第5章 効果的な薬が開発されている

【脳に直接働きかける】薬物療法とは

【はじめて開発された薬】向精神薬

【こころの興奮状態を鎮める】抗精神病薬、非定型抗精神病薬

【新しく開発された抗うつ薬】SSRI、SNRI

【気分の変動を少なくする】気分安定薬

【緊張や不安を和らげる】抗不安薬

【中核症状を改善する】抗認知症薬

【てんかんの発作を抑える】抗てんかん薬

【依存症が軽減された】睡眠薬

【意慾や覚醒を高める】精神刺激薬

【新薬が承認されるまで】治験

【改良され効果が見直される】電気けいれん療法

<コラム>薬の中断と再発率には関係がある



■第6章 精神療法で症状を改善する

【いくつかのジャンルに分類できる】精神療法とは

【患者を受け入れ、支える】支持的精神療法

【フロイトから始まった】精神分析療法

【患者の主体性に重きをおく】来談者中心療法

【ものごとのとらえ方のゆがみを治す】認知療法

【行動そのものを修正する】行動療法

【現在の人間関係に注目する】対人関係療法

【緊張をほぐすリラックス法】自律訓練法

【日本で生まれた精神療法】森田療法

【創作活動でこころを表現する】芸術療法

【箱庭に自由に表現する治療法】箱庭療法

【家族が治療に参加する】家族療法

<コラム>裁判で行なわれる「精神鑑定」



■第7章 患者の社会復帰と自立のために

【どの科を受診するのか?】精神科、心療内科

【必要に応じて選択する】入院治療

【治療チームの要となる医師】精神科医

【患者との接点がいちばん多い】看護師

【カウンセリングで患者を支える】臨床心理士

【治療のアフターケアを行う】精神保健福祉士

【社会に復帰し自立するためのリハビリ】社会療法

【日常生活のスキルを身につけるリハビリ】生活技能訓練(SST)

【実作業を通じたリハビリ】作業療法

【患者を地域全体で支える】地域精神医療

【社会生活の準備をする】デイケア・ナイトケア

【地域の福祉サービス】公的な支援

【社会で働くために】就労支援とリワーク

【同じ病気の人が支え合う】患者および家族の会

<コラム>公的な支援を受けるために「障害者手帳」の取得を