書籍詳細

図解雑学シリーズ

材料力学

山口昭夫:監修

サイズ・頁数 B6判・216頁
ISBNコード 978-4-8163-4937-9
価格(税込) 1,650円
発行日 2010.07.21

内容紹介

材料力学とは、建築物や工業製品を構成する材料にかかる力を求めることです。地味な学問ながら、意図された機能が働くためには、この計算が不可欠なのです。本書はそんな縁の下の力持ちである材料力学を初学者のために、豊富な図で丁寧に解説しました。

目次

Chapter1 材料力学とは何か

1-01 材料力学とは何か?

1-02 食べ物で材料力学を見る

1-03 身の回りの材料力学

1-04 なぜ材料力学が必要なのか?

1-05 様々な荷重

1-06 力の単位

1-07 力学では「つり合い」が基本になる

1-08 何かを押せば必ず反応がある

1-09 モデル化をするとわかりやすくなる

1-10 荷重を受けた部材の変化

1-11 ひずみの種類

1-12 フックの法則

1-13 ばね定数から縦弾性係数へ

1-14 プラスチックとはどんな材料?

1-15 材料にも限界がある



Chapter2 応力と変形

2-01 内力と外力

2-02 応力

2-03 垂直応力

2-04 ポアソン比

2-05 棒の自重を考える

2-06 熱応力

2-07 なぜ材料は熱で膨張するのか?

2-08 曲げモーメント

2-09 曲げ応力度

2-10 任意の点の曲げ応力度を求める

2-11 せん断応力度

2-12 せん断応力度を求める

2-13 曲げ材にはせん断応力度が生じている

2-14 応力集中

2-15 亀裂と破壊

2-16 疲労と破壊

2-17 クリープ

2-18 座屈

2-19 粘弾性

2-20 等方性と異方性



Chapter3 梁と柱の問題

3-01 梁とは

3-02 荷重の種類

3-03 まず反力を求める

3-04 単純梁の応力計算①

3-05 単純梁の応力計算②

3-06 単純梁の応力計算③

3-07 応力図を描く

3-08 片持ち梁の応力計算

3-09 斜め荷重の応力計算

3-10 たわみとたわみ角

3-11 たわみの考え方

3-12 柱とは

3-13 柱の座屈



Chapter4 ねじりと組み合わせ応力

4-01 ねじりとは

4-02 ねじりを受けた中実丸軸

4-03 中実丸軸のねじり応力とねじりモーメント

4-04 ねじりを受けた中空丸軸

4-05 トルクにより回転している軸の伝達動力

4-06 コイルばねに生じるねじり応力

4-07 仮想仕事の原理

4-08 ひずみエネルギー

4-09 組み合わせ応力

4-10 モールの応力円

4-11 傾斜断面の応力計算と梁の主応力線

4-12 圧縮応力と曲げ応力の組み合わせ応力



Chapter5 骨組み構造と連続構造

5-01 骨組構造とは

5-02 静定と不静定

5-03 トラス構造

5-04 トラス構造に作用する力の解法

5-05 ゼロメンバー

5-06 図解法

5-07 節点法

5-08 切断法

5-09 ラーメン構造とは

5-10 ラーメンの反力

5-11 片持ち梁ラーメンの解法

5-12 単純梁ラーメンの解法

5-13 ピンラーメンの解法

5-14 連続梁とは

5-15 シェル構造とは



Chapter6 材料設計とコンピュータシミュレーション

6-01 材料設計のプロセス

6-02 応力集中

6-03 疲労と破壊

6-04 クリープ

6-05 熱応力

6-06 近似解析手法と計算力学

6-07 コンピュータシミュレーション

6-08 有限要素法のプロセス

6-09 モデル生成

6-10 材料特性と支持条件

6-11 要素分割

6-12 解析結果の評価

6-13 材料力学への応用