心理学を学ぶ人向けに、統計の基礎をやさしく解説します。調査に必要な知識を中心に紹介し、統計分析の実例も掲載。「数学が苦手」という方にもわかりやすいよう、数式は最小限に留めています。また、イメージがつかみやすいよう、イラストも豊富に使用。大学や大学院の授業の副読本としても使えます。
●文系にもわかりやすい「0から」の解説
●豊富なイラストでイメージがつかめる!
●チェックテストで理解が深まる!
第1章 心理統計とは
第2章 データをわかりやすくまとめよう――記述統計
第3章 データの基礎的な分布を知ろう
第4章 部分から全体を知る――推測統計
第5章 仮説を検証しよう――統計的仮説検定の考え方と方法
第6章 実験結果を分析しよう――分散分析
第7章 心理テストを作る
宮埜壽夫(ミヤノ・ヒサオ)
千葉大学名誉教授、大学入試センター名誉教授。工博
3元データ、カテゴリーデータおよび類似性判断データの分析法などについて研究を行っている。主な著書に『心理学のためのデータ解析法』(培風館)、『心理学研究法 データ収集・分析から論文作成まで』(共著、サイエンス社)、『心理学研究法6 計量・数理』(誠信書房)などがある。
谷田部かなか(ヤタベ・カナカ)
聖マリアンナ医科大学医学部スポーツ医学助教、修士(人間科学)、認定心理士、心理相談員、健康管理士スポーツにおける特性・状態不安と情緒に関わる遺伝子多型との関連、とくに「運動における精神的ストレス反応の多面的解析」を研究。主な論文に、Effects of serotonin transporter gene polymorphismon mood during the period before the competition in Japanese ballet dancers. IntegrativeMolecular Medicine, 3 などがある。
櫻井 広幸(サクライ・ヒロユキ)
立正大学心理学部准教授、博士(心理学)、日本官能評価学会理事
感性心理学の観点から、超臨場感コミュニケーション(テレワーク)、バーチャルリアリティ、ロボットと人間などについて研究。主な論文に「直感的操作に基づくものづくりに向けて」(日本官能評価学会誌16(1))、著書に『使える統計』(共著、ナカニシヤ出版)などがある。