書籍詳細

完全図解 これならわかる孫子の兵法-勝利の法則

湯浅邦弘:監修

サイズ・頁数 A5判・224頁
ISBNコード 978-4-8163-5107-5
価格(税抜) 1,400円
発行日 2011.07.15

内容紹介

『孫子』は今から二千数百年前の著作物です。競争社会を生き抜くための智恵は、今もって古びることなく、最善の道筋を私たちに教えてくれます。本書では名言名句は書き下し文と平易な現代語訳で紹介! 真髄をポイントをしぼった内容解説とイラストでやさしく紹介! 為になるキーワード、補足説明も満載です。

目次

序章 孫子が生きた春秋戦国時代

【古代中国】周王朝が衰退して乱世が始まった

【諸子百家】新たな秩序を求めて思想が花開いた

【孫氏家学】孫子は春秋戦国時代に二人いた

【武経七書】『孫子』を筆頭に中国兵学が発展した

【孫子兵法】現存する『孫子』は一三篇から成る



第1章 勝敗は戦う前に決まる

【計篇】無計画の行動から勝利は生まれない

【計篇1】戦いは国家の一大事である

兵とは国の大事なり

【計篇2】敵味方の情勢を冷静に判断する

之を知る者は勝ち、知らざる者は勝たず

【計篇3】戦いは敵をあざむくことである

兵とは詭道なり

【計篇4】戦う前に勝算が多ければ勝つ

算多きは勝ち、算少なきは勝たず

【名エピソード】源義経 一ノ谷の戦い

【作戦篇】経済が戦争を作している

【作戦篇1】長期逗留は兵の士気を下げる

勝つに久しければ則ち兵を鈍らせ鋭を挫く

【作戦篇2】戦いをとにかく早く終わらせる

兵は拙速なるを聞く

【作戦篇3】軍の食糧は敵地で調達する

用を国に取り、糧を敵に因る

【作戦篇4】勝利を尊重するが長期戦は避ける

兵は勝つを貴び、久しきを貴ばず

【迷エピソード】ナポレオン ロシア遠征

【謀攻篇】敵の力を損なわず謀略で攻める

【謀攻篇1】戦わず敵の兵を屈服させるのが最善

戦わずして敵の兵を屈す

【謀攻篇2】最上の軍は敵の謀略を破る

上兵は謀を伐つ

【謀攻篇3】兵力差に合わせて軍を動かす

十なれば則ち之を囲む

【謀攻篇4】将軍は国の補佐役である

将とは、国の輔なり

【謀攻篇5】勝利を見極めるポイントは五つ

勝ちを知るに五有り

【名エピソード】徳川家康 関ヶ原の戦い



第2章 形勢と戦術で勝利をつかむ

【形篇】必勝の形を立ててから戦う

【形篇1】敵が勝てない態勢を整える

先ず勝つべからざるを為す

【形篇2】劣勢のときは守備を選ぶ

勝つべからざる者は守なり

【形篇3】戦上手は勝ちやすい敵に勝つ

善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり

【形篇4】勝算ある戦いに勝つ

勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求む

【形篇5】軍事は緻密な計算が必要

勝兵は鎰を以て銖を称るが若し

【名エピソード】曹操 倉亭の戦い

【勢篇】集団の勢いが勝利をもたらす

【勢篇1】大軍を統率する技術が必要

衆を治むること寡を治むるが如し

【勢篇2】正攻法と奇襲を利用して勝つ

戦いは、正を以て合し、奇を以て勝つ

【勢篇3】集団の勢いに乗じて勝つ

激水の疾くして、石を漂わすに至る

【勢篇4】形と利を示して、敵を誘導する

利を以て之を動かし、卒を以て之を待つ

【勢篇5】巧みに戦う者は集団の勢いを使う

善く戦う者は、之を勢に求めて人に責めず

【名エピソード】織田信長 桶狭間の戦い

【虚実篇】敵の空虚を撃ち、充実を避ける

【虚実篇1】敵を操り、主導権を奪われない

善く戦う者は、人を致して人に致されず

【虚実篇2】理想の軍は神出鬼没である

善く攻むる者は、敵其の守る所を知らず

【虚実篇3】自軍を隠して、敵を分断させる

人を形せしめて我に形無し

【虚実篇4】戦いの前に敵の虚実を知る

之を策りて得失の計を知る

【虚実篇5】無形の軍に対応策はない

兵を形すの極は無形に至る

【虚実篇6】水のように柔軟な軍の形が理想

夫れ兵の形は水に象る

【名エピソード】北条氏康 河越城の戦い



第3章 軍や戦局を柔軟にとらえ、動かす

【軍争篇】軍の機先を制し、争いを有利に運ぶ

【軍争篇1】軍を万全の状態で移動させる

軍争より難きは莫し

【軍争篇2】外交や地形の情報を探る

諸侯の謀を知る者

【軍争篇3】戦況に応じて巧みに変化させる

其の疾きこと風の如し

【軍争篇4】軍の統率は身勝手な行動を許さない

此れ衆を用うるの法なり

【軍争篇5】敵の気力を制御して勝つ

此れ気を治むる者なり

【軍争篇6】地勢が及ぼす影響を軽んじない

高陵には向かうこと勿かれ

【名エピソード】孫? 桂陵の戦い

【九変篇】局面の変化に柔軟に対応する

【九変篇1】軍や君命を固定観念でとらえない

塗に由らざる所有り

【九変篇2】総合的・大局的に利害を判断する

智者の慮は、必ず利害を雑う

【九変篇3】統率者には五つの禁忌がある

将に五危有り

【迷エピソード】豊臣秀吉 小牧・長久手の戦い



第4章 地の利を生かして戦に勝つ

【行軍篇】地形に配慮して行軍する

【行軍篇1】行軍時は四つの地勢に注意せよ

凡そ軍を処き敵を相る

【行軍篇2】利のある場所に軍を布陣する

此れ兵の利、地の助なり

【行軍篇3】危険をもたらす地勢を避ける

必ず亟かに之を去り、近づくこと勿かれ

【行軍篇4】わずかな情報で迅速に行動する

衆樹の動く者は来たるなり

【行軍篇5】敵の布陣や行動から策を見抜く

半進半退する者は誘うなり

【行軍篇6】兵との信頼関係は飴と鞭で築く

是れを必取と謂う

【迷エピソード】馬謖 街亭の戦い

【地形篇】地形を生かし、兵を大切にする

【地形篇1】行軍を困難にする地形がある

地形には通ずる者有り

【地形篇2】敗北は将軍の過失である

天の災いに非ず、将の過ちなり

【地形篇3】地形は勝敗に大きな影響を与える

地形なる者は兵の助なり

【地形篇4】兵をわが子のように大切にする

卒を視ること嬰児の如し

【名エピソード】曹操 官渡の戦い

【九地篇】九つの地に応じて迅速に攻める

【九地篇1】戦地の形勢を把握して対処する

用兵の法、散地有り

【九地篇2】敵の要所を攻めて態勢を崩させる

先ず其の愛する所を奪わば、則ち聴かん

【九地篇3】敵地への侵攻は、深く徹底的に

深く入れば則ち専らにして、主人克たず

【九地篇4】俊敏に連携をとり、死角を排する

善く兵を用いる者は、譬えば率然の如し

【九地篇5】情報は役割に応じて管理する

能く兵の耳目を愚にし

【九地篇6】敵の油断を誘い、迅速に攻める

始めは処女の如し

【名エピソード】韓信 井?の戦い



第5章 実を得て戦いを終わらせる

【火攻篇】火で効果的に攻め、利ある戦いをする

【火攻篇1】火攻めには五種類の方法がある

凡そ火攻に五有り

【火攻篇2】火攻めも変化に応じて攻撃を変える

火攻は必ず五火の変に因りて之に応ず

【火攻篇3】水攻めより火攻めが優位

火を以て攻を佐くる者は明

【火攻篇4】怒りや恨みで戦争を始めない

利に合えば動き、利に合わざれば止まる

【名エピソード】諸葛亮・周瑜 赤壁の戦い

【用間篇】間諜を活用して情報戦を制する

【用間篇1】大軍の遠征は莫大な犠牲を伴う

百姓の費、公家の奉、日に千金を費やす

【用間篇2】勝敗は人の知性で予測する

先知なる者は、鬼神に取るべからず

【用間篇3】間諜を用いるのに五つの方法がある

間を用いるに五有り

【用間篇4】優れた間諜には優れた主が必要

聖智に非ざれば、間を用うること能わず

【用間篇5】攻撃対象の城や人物の周辺を調べる

吾が間をして必ず索りて之を知らしむ

【用間篇6】優れた間諜の活躍が国を助ける

兵の要にして、三軍の恃みて動く所なり

【名エピソード】太公望 殷周革命・牧野の戦い