本書では、臨床現場で知っておきたい検査について、その検査目的、基準値、主な疾患、ケアのポイントなどをコンパクトにまとめましたので、いざというときに必要な情報をすぐに見つけることができます。さらに、1章ではパニック値(生命に関わる危険な値)とその対応をまとめています。
■序章 検査について
一般的な検査の流れ
検体検査
生体検査
理学的検査
遺伝子検査
■1章 基準範囲とパニック値
パニック値とは?
生命の危険が伴うパニック値
パニック値の事例
■2章 尿検査と便検査
尿検査・便検査とは?
尿色・尿量
尿比重
尿pH
尿潜血反応(尿潜血)
尿タンパク
尿糖
尿沈渣
ビリルビン
ウロビリノーゲン
ケトン体(アセトン体)
N-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ〈NAG〉
尿細菌/尿培養
尿細胞診
尿中アルブミン
便色・便状ほか
便潜血反応
寄生虫ならびに寄生虫卵検査
■3章 血液一般検査
血液一般検査とは?
赤血球数〈RBC〉
ヘモグロビン量〈Hb〉
ヘマトクリット値〈Ht〉
網赤血球
赤沈(赤血球沈降速度)
赤血球粒度分布幅〈RDW〉
赤血球恒数(赤血球指数)
白血球数〈WBC〉
白血球像(分画)
血小板数〈Plt〉
出血時間
プロトロンビン時間〈PT〉
トロンボテスト〈TT〉
ヘパプラスチンテスト〈HPT〉
活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉
フィブリノーゲン〈Fib〉
FDP(フィブリン・フィブリノーゲン分解産物)
Dダイマー
アンチトロンビンⅢ(AT-Ⅲ)
トロンビン・アンチトロンビン・複合体〈TAT〉
プラスミノゲン〈Plg〉
α2プラスミンインヒビター(α2-Pl)
PICテスト
血小板機能
コラム ゲノム創薬とオーダーメイド医療
■4章 血液生化学検査
血液生化学検査とは?
血清総タンパク〈TP〉
血清タンパク分画
血清アルブミン〈Alb〉
アルブミン/グロブリン比(A/G比)
膠質反応(コロイド反応)
血中尿素窒素〈BUN〉
血清クレアチニン〈Scr〉
クレアチニン・クリアランス
尿酸〈UA〉
アンモニア
血糖(空腹時血糖)〈FPG〉
ブドウ糖負荷試験〈GTT〉
ビリルビン
シスタチンC〈Cys-C〉
推算GFR値〈eGFR〉
グリコヘモグロビン〈HbA1c〉
フルクトサミン
グリコアルブミン
総コレステロール〈TC〉
LDLコレステロール〈LDL-C〉
HDLコレステロール〈HDL-C〉
トリグリセライド(中性脂肪)〈TG〉
アポタンパク分画
リポタンパク分画
血液ガス分析(動脈血ガス分析)
イヌリンクリアランス〈Cin〉
フェノールスルホンフタレイン〈PSP〉
ICG(インドシアニングリーン)テスト
ガストリン刺激試験
エリスロポエチン〈EPO〉
ビタミンC
ビタミンB12
葉酸〈FA〉
ナトリウム〈Na〉
カリウム〈K〉
カルシウム〈Ca〉
クロール〈Cl〉
マグネシウム〈Mg〉
リン〈P〉
鉄〈Fe〉
亜鉛〈Zn〉
フィッシャー比
総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比〈BTR〉
アミノ酸分析(チロシン・フェニルアラニン)
ヒアルロン酸〈HA〉
■5章 血清酵素検査
血清酵素検査とは?
γ-GTP(γ-GT)
LD(LDH)
LD(LDH)アイソザイム
ALP(アルカリフォスファターゼ)
ALPアイソザイム
CK(CPK)
CKアイソザイム
クレアチンキナーゼ-MB〈CK-MB〉
心臓由来脂肪酸結合タンパク〈H-FABP〉
AST(GOT)/ALT(GPT)
LAP
ACP(酸性フォスファターゼ)
リパーゼ
アルドラーゼ〈ALD〉
血漿レニン活性〈PRA〉
アンジオテンシン
アンジオテンシン・転換酵素〈ACE〉