●「読む力」をのばす方法
難しく見える複雑な文章も「読み方」を知って注意深く読めば、すっきりと理解できます。
・話題をつかむ
・筆者の主張をおさえる
・指示語と接続語に注意する
・5パターンの論理関係を意識して読む
…など「分析しながら読む」具体的な方法を伝授します。
また、読解問題を論理的に解くためのテクニックも解説。
空欄補充問題、抜き出し問題などの問題パターン別の解き方、小説問題の解き方がわかります。
●「書く力」をのばす方法
学校の授業では教わらない、文章の書き方をレクチャーします。
作文が苦手な人も大丈夫!
「簡潔で展開がわかりやすい」「その人らしさが表れていて面白い」
そんな文章を書くための方法を具体例とともに紹介します。
●「知識」を増やす方法
文章に出てくる「抽象的な言葉」や「思考の型」を知っておくと、国語がみるみる得意になっていきます。
中学生が覚えておきたい抽象語や日本語の文法ルール、論理的に考えるための思考の型を一緒に学びましょう。
第1章 国語はどうして大切なの?
第2章 「読む力」をのばす方法
第3章 「書く力」をのばす方法
第4章 「知識」を増やす方法
第5章 高得点をとる方法
第6章 さらなる国語力のために
【著者紹介】神田 伊織(カンダ イオリ)
東京大学文学部フランス文学科卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程中退。
大学4年時に、誰もが同じような進路を選ぶ生き方に疑問を感じ、就職活動を放棄。自分の特性を生かせて、一定の需要がありそうで、社会的に意味のある仕事は何かと考えた結果、国語専門塾を起業する。水道橋、王子、上野毛などで教室を借り、転々としながら授業を行っていたが、2009年に杉並区内に拠点を構え、塾名を「フィロソフィア国語教室」と定める。国語力こそが全学力の土台であるという教育理念のもと、読む力・書く力・考える力の育成に努め、難関中学・高校・大学へ多数の合格者を輩出した。
2015年春、講談師・神田香織の教室へ通いはじめる。翌年、正式な入門を決意。講談協会に所属し、前座見習を経て8月から前座「神田伊織」となる。6年間の修業を経て、2022年9月、二ツ目に昇進。2023年からは東京都ヘブンアーティストとして辻講釈も行う。失われた古典の復興と独自の新作に取り組み、講談を現代の身近なエンターテインメントにするために奮闘している。
フィロソフィア国語教室は規模を縮小させて後進に任せている。