落ち着きがない、動きがぎこちない、友達と遊ぶのが苦手といった気になる行動のひとつひとつについて、その理由を丁寧に解説し、必要な感覚を育てる遊び40種を紹介。ケース別の遊びのアレンジや、ほめるとき・していはいけないことをしたときなどの声かけなど、子どもへの接し方も詳しく解説しました。
■第1章 「気になる行動」と感覚の関係 子どもの発達と遊び
体を使う遊びが体と心の適応を助けます
「感覚」ってなんでしょう?
自覚しにくい感覚・触覚の働きを知りましょう
自覚しにくい感覚・前庭覚の働きを知りましょう
自覚しにくい感覚・固有覚の働きを知りましょう
自覚しやすい感覚・視覚、聴覚の働きを知りましょう
■第2章 「なぜ?」を見つけよう!子どもの気になる行動
「気になる行動」には理由があります
「気になる行動」のなぜ?を考える・手先が不器用
「気になる行動」のなぜ?を考える・運動や体を動かす遊びが苦手
「気になる行動」のなぜ?を考える・きちんとした姿勢を保てない
「気になる行動」のなぜ?を考える・落ち着きがない
「気になる行動」のなぜ?を考える・ブランコなどの揺れをこわがる
「気になる行動」のなぜ?を考える・動作が乱暴
「気になる行動」のなぜ?を考える・さわられるのをいやがる
「気になる行動」のなぜ?を考える・おもちゃなどを口に入れる
「気になる行動」のなぜ?を考える・音に過敏に反応する
「気になる行動」のなぜ?を考える・言うことを聞かない・指示に従わない
【「遊び上手」な親になるコツ】
「感覚」について考えてみましょう
子どもの気持ちを読みとりましょう
遊びに集中できる環境って…?
■第3章 子どもの発達をサポート!遊びのコツと接し方の基本
遊びは覚えるものではなくつくり出していくものです
体を使い、楽しみながらエネルギーを発散させましょう
遊びのコツ・ありのままの子どもを受け入れましょう
遊びのコツ・子どもに「選ぶ」体験をさせましょう
遊びのコツ・子どもに合った遊びを選びましょう
遊びのコツ・喜びやくやしさを共有しましょう
遊びのコツ・「がんばった」ことをほめましょう
接し方の基本・子どもの「よい行動」はすぐにほめましょう
接し方の基本・望ましくない行動には反応しないようにしましょう
接し方の基本・子どもの反応を予想しておきましょう
接し方の基本・してはいけないことは「禁止」しましょう
接し方の基本・「適切に行動できる」を目標にしましょう
■第4章 親子で楽しもう!子どもの発達を助ける感覚遊び・運動遊び
遊びを楽しいものにするコツを知っておきましょう
◎身近なものを生かした遊び
1 ゴロゴロボーリング
2 ふとんの上ででんぐり返し
3 でこぼこシーツを歩こう
4 ふとんロールから脱出!
5 まくらキャッチ&スロー
6 タオルケットで魔法のじゅうたん
7 ゆらゆらハンモック
8 押して、引いて! 段ボールを運ぼう
9 プチプチ段ボールに入ろう
10 動物になって家具くぐり
11 足の指でタオルとり
12 小麦粉粘土で遊ぼう
13 うちわで紙ふぶき
14 チョキチョキリボン
15 紙飛行機を飛ばそう
16「フーッ」と吹いてみよう
【遊びがうまくいかないとき】
ひとつの遊びを続けられない
思い通りにならないと怒る・泣く
遊び方の説明が理解できない
遊びをやめられない
新しい遊びをいやがる
「貸して」などが言えない
勝敗にこだわりすぎる
遊びの手順を覚えられない
◎道具のいらない遊び
17 おしくらまんじゅう
18 手おし車で前進!
19 ジャンプでだっこ
20 手つなぎさか上がり
21 だっこでゆらゆら
22 背中を歩こう
23 歌ってコチョコチョ
24 おしりで後ろ歩き
25 グーパージャンプ
◎「お手伝い」をする遊び
26 ふとん運びで引っこし屋さんごっこ
27 用意ドン! でお片づけ
28 ピカピカ! ぞうきんがけ
29 洗濯ものを運ぼう
30 お米をといでみよう
31 人形の世話をしよう
32 おとうさん・おかあさんの背中を洗おう!
◎ゲーム性のある遊び
33 同じカードを探そう
34 くねくね迷路
35 隠したもの探し
36 風船バレー
37 おたまレース
38 おはじき遊び
39 違うところ探し
40 ドンじゃんけん
【発達障がいの知識】
不注意・多動性・衝動性が特徴のADHD
聞く・読む・計算するなどが極端に苦手なLD
アスペルガー症候群や自閉症などの総称 自閉症スペクトラム障がい