書籍詳細

子どもの力を引き出すクラス・ルールの作り方

伊垣尚人:著

サイズ・頁数 A5判・176頁
ISBNコード 978-4-8163-5043-6
価格(税抜) 1,800円
発行日 2011.03.16

内容紹介

小学校教諭に向けた、子どもの自主性を生かしつつ、クラス運営を円滑に行うための「クラス・ルール」を紹介した一冊。上から押しつけた規律ではなく、子どもたち自身が自分たちで考え、行動できるようにした枠組みを提供することを、本書では「ルール」と呼んでいます。「あいさつ・対話」「学習環境」「学習活動」「学級活動」の4つに分け、それぞれの場面で必要になる「ルール」を具体例を交えながら解説しています。

目次

Part-1 【あいさつ・対話】編



 クラスを元気にするあいさつのルール

  朝は「ハイタッチあいさつ」からスタート

  自分が呼ばれたい「クラスネーム」を決める

  あいさつが乱れてきたらノルマを設定する



 決まりを楽しく身につけるためのルール

  ルールは「かけあい言葉」で覚える

  励ましや慰めも「かけあい言葉」で



 聴く力、話す力を育てる対話のルール

  話し合いは輪になって行う

  集中できない子は輪の外へ



 クラスへの参加意識を高める会議のルール

  クラスのことは子どもたちで決める

  クラス会議は毎週決まった日に

  会議の司会にもみんなが挑戦



 誰もが安心して提案できる意見発表のルール

  「教室ポスト」で意見募集

  話し合ったら、ふり返る



 子どもたち自身でケンカを解決するためのルール

  ケンカが起きたらクラスのみんなで止める

  話し合いは原因究明よりも未来志向で

  話し合いのための「ガイドライン」を作る



Part-2 【学習環境】編



 みんなが納得できる席替えのルール

  話し合いは短く区切って行う

  みんなが納得するまで、粘り強く話し合う



 心地よく学べる教室レイアウトのルール

  「学びやすい環境」を子どもたち自身が考える

  教室にリビングスペースを作る



Part-3 【学習活動】編



 “自ら学ぶ力”をつける自主学習のルール

  まずは学習の基本の“型”から身につける

  学習計画のカレンダーをつくる

  自主学習には保護者にもかかわってもらう

  自主学習ノートはクラスで共有する

  継続できない子にはサポーター制を

  効果的な学習をライブラリ化する



 授業を静かに“聴く”態度を身につけるルール

  教師と子どもの間に“聴き合う関係”をつくる

  クラスの会話は「相手に聞こえる声の大きさ」で

  教師の発言は手短にし、視覚情報も活用する



 日々の学びを明日につなげる「ふりかえり日誌」のルール

  帰りの会の5分間は「ふり返り日誌」の時間

  自立するまでは教師のコメントで励まし、支える

  書けない子にはモニタリングパートナーを

  ふり返りサイクルを授業でも活用する

  日誌は公開しないが、よい意見はみんなで共有する



 異学年の豊かな交流を生む「寺子屋学習」のルール

  異学年のクラスを混合し、同じ教室で学習する

  感想をフィードバックし学習意欲へとつなげる

  遊びにも“寺子屋方式”を導入する



Part-4【学級活動】編



 子どもとの信頼関係を築く学級開きのルール

  アンケートで保護者の願いを聞き取る



 クラスのチームワークを高める学級目標づくり

  年度初めに共通のゴールイメージをもつ

  学級目標を作る前には“成功体験”を

  できた目標は1年かけてメンテナンスする

  一日一回は学級目標を意識する機会をつくる

  できないときは学級目標を取り上げる



 ピンチを乗り越えるための「クラスメタファー」ルール

  年度初めにクラスメタファーを決める

  掲示物や用語もクラスメタファーで統一する



 成長を実感し、意欲を高めるお祝いのルール

  成長を感じたら“達成パーティ”を開く

  クラスの成長を“見える化”する

  テストの返却時にもみんなで祝福をする

  クラスでの拍手は大歓迎とする



 クラスのまとまりを作る遊びのルール

  遊びにも「話し合い」「協力」の視点を導入する