書籍詳細

史上最強カラー図解 はじめての病理学

清水道生

サイズ・頁数 A5判・288頁
ISBNコード 978-4-8163-5641-4
価格(税抜) 1,980円
発行日 2014.05.02

内容紹介

これから病理学を学ぶ学生や、すでに医療関係の仕事についている医師、看護師、保健師、薬剤師、臨床検査技師などに、役立つ一冊です。病理診断には欠かせない組織標本の写真やイラスト、図表はカラーで豊富に掲載。病理学にまつわるマンガや、理解度を試す練習問題も付いています。

目次

マンガ 第1部 病理学とはなにか



第1章 病理学は病気を見分ける学問



 病気の原因・経過を学ぶ――病理学とは①

 病気の形を見分ける学問――病理学とは②

 病理学は基礎医学のひとつ――基礎医学・臨床医学

 生理学・解剖学などと重なる――関連する学問

 病理学の知識をいかす仕事――病理医

 体の変化をみて病気を診断――病理診断

 病理医が注目するのは細部――細胞診・組織診

 遺体をみて病因などを探る――病理解剖

 体の一部をとり出して調べる――生検

 手術と並行して診断を下す――術中迅速診断

 臨床医と病理医の話しあい――臨床病理検討会

 分子レベルの分析へ――これからの病理学

 キーワード解説コラム「病理診断科」





第2章 講義で学び、顕微鏡で実習する



 医学系の学校の必修授業――どこで学ぶのか

 医療系の仕事をする人――誰が学ぶのか

 講義と実習が基本――どうやって学ぶのか

 全身に起こる異常を広く学ぶ――講義①病理学総論

 体の各部の病気を具体的に学ぶ――講義②病理学各論

 細部を調べるための必須道具――実習①顕微鏡を使う

 病変部を切ってスライドにのせる――実習②標本をつくる

 標本に色をつけて観察しやすくする――実習③染色する

 顕微鏡でみたものを紙に描く――実習④スケッチする

 スライドをパソコンでみる――実習⑤バーチャルスライド

 キーワード解説コラム「モデル・コア・カリキュラム」





マンガ 第2部 細胞・代謝・循環



第3章 すべての病気の基本は「細胞損傷」



 まず、細胞の構造を知る――細胞とは

 一定の周期で繰り返される――細胞分裂

 細胞が変化に適応できなくなる――細胞損傷(細胞傷害)

 細胞の内外に異常な物質がたまる――細胞内蓄積

 外部からの作用で細胞が死ぬ――壊死

 壊死とは異なる細胞の自殺――アポトーシス

 細胞のサイズや数が減少する――萎縮

 細胞の大きさ・数の増加――肥大・過形成

 細胞が別の細胞に化けること――化生

 細胞から組織や臓器をつくり出す――iPS細胞

 キーワード解説コラム「細胞の老化とテロメア」





第4章 新陳代謝ができなくなる「代謝障害」



 エネルギーをつくり、使うこと――代謝とは

 4つの代謝経路の異常――たんぱく質代謝障害

 糖尿病の原因になる――糖代謝障害

 脂質が蓄積して肥満などに――脂質代謝障害

 尿酸がたまって痛風に――核酸代謝障害

 色素や鉄の代謝障害もある――その他の代謝障害

 キーワード解説コラム「ATP」





第5章 血液や体液の流れが乱れる「循環障害」



 心臓・血管・リンパ管内の流れ――循環系

 血液の量が極端に増減する――うっ血・充血・虚血

 部位や程度によって名称が変わる――出血

 血管壁に付着する血液のかたまり――血栓

 血栓などが血管につまる――塞栓

 血流が止まり、組織が壊死する――梗塞

 体液が不自然な位置にたまる――浮腫

 心臓のポンプ機能が低下する――心不全

 全身の血流量が減ってしまう――ショック

 高血圧や側副循環の障害がある――その他の循環障害

 キーワード解説コラム「毛細血管」





マンガ 第3部 腫瘍・炎症



第6章 細胞が爆発的に増殖する「腫瘍」



 異常に増殖する細胞――腫瘍

 腫瘍の一部が悪性のがん――腫瘍・がん・癌

 経過のよい腫瘍もある――良性腫瘍

 浸潤・転移して広がる――悪性腫瘍

 できた部位ごとに分類される――上皮性・非上皮性

 予後を左右する、腫瘍の性質――組織型

 正常な細胞との違い――異型性・分化度

 TNM分類で判定される――腫瘍の臨床病期

 進行度別の呼び名もある――前駆病変・境界病変・浸潤癌

 予後は個々に異なっている――腫瘍による死亡率

 なぜ異常な細胞ができるか――原因①年齢・環境など

 DNAの異常が根底に?――原因②癌遺伝子

 発癌には段階がある?――原因③二段階説・多段階説

 キーワード解説コラム「腫瘍の遺伝子診断」





第7章 防御反応による症状「炎症と免疫異常」



 発熱や痛みなど特徴が5つ――炎症

 有害な刺激や免疫の異常による――炎症の原因

 炎症に関わっているもの――炎症細胞・ケミカルメディエータ

 急激に痛みや膿が生じる――急性炎症

 長期間、ゆっくりと続く――慢性炎症

 細菌やウイルスによる症状――感染症①

 カビや寄生虫も原因に――感染症②

 炎症のあと、組織が修復する――創傷治癒

 2つの防御システムで異物をとりのぞく――免疫系

 自分と自分ではないものを学ぶ――免疫寛容

 自分を敵だと誤認する――自己免疫性疾患

 過敏な防御反応――アレルギー反応

 免疫系の部分的な異常――免疫不全症

 キーワード解説コラム「臓器移植と拒絶反応」





マンガ 第4部 遺伝子・全身



第8章 次々とわかってきた「遺伝子異常」



 約3万の遺伝子が伝達される――遺伝のしくみ

 遺伝子異常によって起きる病気――遺伝性疾患

 生後に起こる遺伝子の異常――突然変異

 母親の遺伝子だけが受け継がれる――ミトコンドリア遺伝子異常

 複数の遺伝子に異常が起きる――多因子遺伝病

 遺伝子集合体である染色体の異常――染色体異常

 胎生期に起きる奇形など――発達異常

 胎生期の発達異常や出生時の臓器障害――周産期・乳児期の疾患

 キーワード解説コラム「出生前診断」





第9章 基礎がわかったら部位別の病理へ

 心臓病や動脈硬化など――循環器の病気

 血液をつくる臓器や血液そのものの異常――造血器の病気

 食べ物が通る器官の病気――消化器の病気

 風邪から肺癌まで幅広い――呼吸器の病気

 腎臓病と尿路の病気――泌尿器の病気

 ホルモンを出す器官の異常――内分泌系の病気

 脳の病気など、特殊なもの――神経系の病気

 前立腺・子宮などの病気――男女別の病気

 骨や筋肉も病気になる――その他の病気

 キーワード解説コラム「子どもや高齢者の病気」